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土壌改良で竹を使用するコツ

竹は窒素分はあまりありませんが炭素率が高いのです。

それに加え、多孔質という特徴を持っています。


土壌改良する場合、竹は4種類の形で使用方法が異なります。



① 竹を粉砕しないで使用する



畝の下、両端に並べておけば長期に渡って糸状菌の増殖が見込めます。



② 竹を粗く粉砕して使用する



畝の上に撒いたり、果樹畑に敷設すれば、糸状菌が空気と水に触れる事によって増殖し、土の下へと増えていきます。糸状菌が増殖した後に乳酸菌などの細菌が発生します。又、防草効果もあります。


③ 竹を細かく粉砕して使用する



発酵させて畝に鋤き込めば、乳酸菌を供給できます。但し、鋤き込む量に注意が必要です。大量に鋤き込めば窒素飢餓を起こします。畝の上や畝間に敷き詰めれば粗目に粉砕したものと同様、防草効果があります。但し、糸状菌を効率よく増殖させるには未発酵でも細かすぎ、糸状菌よりも乳酸菌の方を増殖させてしまうので不向きです。


④ ポーラス炭にして使用する



竹炭は多孔質の竹の特徴があり、微生物の棲家として有効です。土に鋤き込んで使用します。竹灰も有効ですが、細かすぎ、効力は竹炭に及びません。ポーラス竹炭は野焼きや、無縁炭化器を使用して作った炭です。窯で作ったものより柔らかく、扱いやすいです。又、窯で焼いたものよりポーラスの方が多孔質部分が多く残ります。



土壌改良の流れ:

糸状菌を増殖する➡増殖した糸状菌を餌として細菌を発生させる。


当社では未発酵の竹チップを販売しています。

未発酵であれば上記の微生物の流れを1つの資材、1度の作業で出来るからです。

又、畝に鋤き込まず上にかぶせる事で窒素飢餓も起きません。

なので、量を気にせず、使用できます。


但し、細菌が増殖すると糸状菌は自然と姿を消します。

微生物の力を借りて土壌改良するには最低でも5年はかかると言われています。

よって、最低でも5年間は未発酵の粗い竹チップを供給し続ける必要があります。




当社の竹マルチは未発酵の粗いチップです。




当社のポーラス竹炭は消火に水を使用していませんので養分の流出がありません。





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